人は自然界からさまざまな恵みを受けて生きているのですから、その恩恵への感謝の気持ちを大切にしたいものです。目に見えないものへの感謝の心を捧げるときに、対象となるのが神仏です。家相的には、神仏は家の中心である主人よりも上の存在になります。
神棚や仏壇は、祭る位置だけでなく、向きも重要になりますから、よく考えてベストだと思われる位置と向きを確保することが大切です。家の中央の部屋に祭るのがいちばんよいとされていますが、住宅事情などから、そういうわけにはいかない場合も多いと思います。では、どのような方位や向きがふさわしいのかを説明していきましょう。
○西北に置いて、南あるいは東南に向ける。
吉です。
○西に置いて東に、東に置いて西北に向ける。
小吉です。
○東南に置いて西北に向ける。
吉です。
ただし、よい方位といっても、正中線と四隅線の中央15度はなるべく避ける方がよいでしょう。十二支の方位から、10度くらい左右にずらして祭るのがよいとされています。
さらに、神仏は不浄な場を嫌います。神棚や仏壇がトイレなどと隣りあわせに祭られていれば、いくら西がよい西北がよいといっても意味がありません。必ず判者の間をへだてる空間をつくって祭らなければいけないのです。
神棚の祭り方、仏壇の祭り方
【神棚の場合】
風水における神棚は、家の中に進んでいることで、家族に幸福なエネルギーを与えることができると考えられています。高い位置に進むことで、神様から家族に祈りを受け、家族に幸福なエネルギーを与えることができると考えられています。
神棚は、家の中心部に進むことも大きくなります。家の中心部に進むことで、家族全員が神様に向かうことができ、家族全員が幸福なエネルギーを受け取ることができるようになりますが重要です。神棚には、神様を祭るための香典や経典、神様などの像が置かれます。 神棚は、家族が信仰する神様や守護神を祭り、そのエネルギーを家族に与えることで、家族に幸福な生活をもたらされることが期待されます。
1階の部屋に祭るときは、神棚の上にあたる2階の状態が問題になります。神棚の上を廊下が走っていたり、浴室やトイレがあるのは、神様の頭の上を踏みつけて歩いたり、不浄のものを浴びせたりすることになるので絶対に禁物です。
また、神棚の下を通ること、つまり廊下などで歩ける状態も、神様の股をくぐりぬけるという無礼をはたらくことになるので絶対に避けなければいけません。そのため、壁根、壁の面に神棚をつくりますが、壁の下が襖や障子などで、つねに通り拔けができる状態もよくありません。いくら方位がよいからといっても、凶相を生じる原囚になります。2階に祭る場合は、神様の頭の上を歩くことはありませんから、その点は心配いりません。気をつけなければならない点はI階の場合と同じです。
そして、もう一つ避けなければならないのが夫婦の寝室です。神棚はたいへん尊く、崇高なものですから、寝室に祭るということをよしとしないわけです。また、茶の間など日常生活の場にも置かない方がよいでしょう。置き場所としては、客間や寝室以外の中央の部屋がふさわしいといえます。
【仏壇の場合】
仏壇は仏様を祭るために使用するもので、風水においても重要な役割を持ちます。風水において、仏壇は家の中心部に進むことができます。中心部は、家の中で最もエネルギーが集まる場所であり、仏壇を離すことで、家の中に平和なエネルギーを流れさせることができます。 また、仏壇は、家の中心部に申し込むことで、家族全員に幸福なエネルギーを与えることができます。仏壇には、仏様の像や経典、香典などが置かれます。送ることができるとされています。仏壇は家族の先祖を祭るところですが、その家にご本尊があれば、先祖の位牌と一緒に仏壇におさめます。ただし、仏教にはいろいろな宗派がありますから、その宗派のしきたりに従って行うようにしましょう。
風水においては、仏壇は、家の中心部に上がることができます、仏様の像は、顔を家の中に向けるように置かれることがすべてです。見ることができるようになれば、家族全員が幸福なエネルギーを受け取ることができるようにすることが重要です。
また、仏壇はその家の先祖をお住まいさせる場所ですから、他の家の人の位牌をJ緒に祭ったりすると、必ず争いが生じてきます。やっかいなことが起こったり、いつも他人から迷惑をかけられることになるので、絶対に避けるようにしてください。また、仏壇を床の問に置いている家をときどき見かけますが、こうすると必ず神経的な災いが起こります。もし床の問しか置くところがないのでしたら、その床の間をはずしたり、また、床の問の横の畳の部分や、押し入れをつぶして場所をつくるなどして、災いをのぞく工夫をしたいものです。また、つくりつけの仏壇をつくる人がいますが、これは凶とされています。必ず厨子に安置して、お祭りするように心がけてください。
仏壇を置く方位は、家の壁と平行に、吉方に向けて祭るのがよいとされています。たまに部屋の角に祭っている家がありますが、家の向きに逆らって斜めに祭ると、自分の家と仏壇がそむき合ってしまいます。この場合、ご先祖の加護が受けられないことになるので、必ず冢の向きにそって祭ることが大切です。
神棚・仏壇はどの部屋に置くのがよいのか?
家相では、仏壇を置く部屋というのも大事な要素です。まず、中央の部屋、次に西北の部屋、そして北、西、東の部屋ということになります。北東の部屋は避けてください。そして、これらの部屋の中で、吉方位に置かなければなりません。では、どの方位に置きどちらを向けて仏壇を祭ればよいのでしょうか。
○北に置き南に向けて祭る。
子孫繁栄、家運発展の大吉の祭り方です。
▲東南に置き北に向ける。
これは凶で、よくありません。
○東南に置き西北へ向ける。
これはややよく、小吉に当たります。
▲南西に置き北に向ける。
病絶えずという意味があり大凶になります。
▲南西に置き北東に向ける。
大凶になります。家の中がつねに変化し、落ち着きがなく争い事が絶えなくなります。
○西に置き東に向ける。東に置き西に向ける。
西方浄上、家内和合、家業発展という意味があり、たいへんよい祭り方です。
○西北に置き南に向けるか、東南に向ける。
これも先祖の加護、福分を充分に受けることができます。
風水と神仏の関係性
中国の風水では、風水の実践によって、自然界の霊的な力である「気」の流れを整え、良い運気を呼び込むことが目的とされています。また、中国の風水では、風水を実践する場所に神仏が祀られることが一般的です。これは、神仏がその場所に宿る霊的な力を司っているとされるためです。
日本の風水では、神仏崇拝が深く根付いており、風水と神仏の関係性が特に強くなっています。日本では、風水によって引き寄せた運気を神仏に奉納し、神仏の神力によって運気を強化することが行われます。また、日本の風水では、風水が実践される場所に、風水の専門家によって選ばれた神仏が祀られることがあります。これは、神仏がその場所に宿る霊的な力を司ることで、風水によって引き寄せた運気を強化するためです。
総じて、風水と神仏は、その場所に宿る霊的な力を重視する点で共通しています。風水によって引き寄せた運気を神仏に奉納し、神仏の神力によって運気を強化することで、より良い運気を呼び込むことができるとされています。
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