当サイトの考え方【風水を生活に活かす】

隣国の中国は四千年余り、日本は二千年ほどの歴史を刻み、今なお刻み続けています。その中国は日本に数限りない文化・文明を伝えたと同時に、儒学者や陰陽師も渡来させ、彼らは日本に土着化していきました。

そのなかには、もちろん風水師もおり、呪術者として国事を支えていたのです。国事としては、都の建設および守りから、建物の配置および方位(日の出、日没)の鑑定などです。宮中では、人々の健康、幸福、守護の鑑定から、さらに自然環境をも人間の味方にしようという伝承学問となっていったのです。


学問といえば、敵から国を守るための戦略・戦術として、風水は歴代の皇帝が秘伝としてきたものです。それらに関する書物も、特別の許可なしには読むことを禁じられていました。その風水も、最近では多くの出版物を書店で見ることができるようになりました。そもそも、私たちの身近で風水を目にすることがあるといえば、地鎮祭ではないでしょうか。地鎮祭は工事の安全を祈願し、その土地の神に祈りを捧げる儀式です。四本の笹を立て、それに綢を張って神を祀ります。その際に東西南北から集めた土を清めてから盛るのです。中央に黄土、東に青土、西に白土、南に赤土を使います。
 

また「八方美人」とか「八方ふさがり」という言葉がありますが、それは風水でいう八卦(方位)がよくないという意味で、前者は誰に対しても如才がない人を軽んじていう言葉、後者はどの方面にもよい結果がでないという、それぞれ慣習から転じた用語です。この八方位の中には、それこそ慣習から生まれた俗にいう鬼門(北東と西南)と呼ばれる方位が存在し、これはさらに凶であると判断されています。

日本で古くから慣習として使われているこの鬼門の考え方に一石を投じるのが、今回の出版の目的のひとつです。現在の日本でいう鬼門の方位と、古来から伝わる風水の鬼門の方位との間に違いがあるのです。それについては、読み進むにつれて理解できるはずです。本サイトのもうひとつの目的としては、実際に役立てていただきたいという趣旨から実用書としてまとめてみました。類書も多くありますが、六十四卦(方位)まで網羅したものは本サイトが初めてです。

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