★家を建てる時の風水家相

家を建てようとするときには、誰しも慎重になるものですが、やはりまず経済的な面でいろいろと考えざるを得ません。自分の現在の貯蓄額と将来的な見込み、それに親兄弟や親戚などからどれだけの援助を得られるか、また、どれだけ借り入れをしてどう返済していくかといったことが、やはり最も大きな問題でしょう。経済的な問題をクリアすることができてはじめて、家を買ったり建てたりしようということになるわけですが、しかし、本当にそれだけでよいのでしょうか。経済的な問題が解決すれば家はいつ求めてもよいのかというと、そうではありません。家を建てるということは、自分たちがこれからの一生あるいは半生を送る場所を決めるという、人切な節目なのです。

その時期のよし悪しについては、個人の運勢というものが関係してきます。これは、重要であると同時に、なかなか難しい問題です。家相の専門家に相談するのが最も簡単で確実な方法ですが、ある程度は自分で検討し判断することも必要になってきます。そこで、運勢的にどういう時期を選べばよいかについて、今までは家をもたず、新たに家を買うか建てようという人の場合からお話ししてみましょう。

 

生年月日をもとに自分の星を出す

自分で判断するためにも、まず生年月日をもとに、自分の本命星をわり出してみましょう。十干、十二支、九星を探してください。その際、正月から節分までに生まれた人は、前年の星になるので注意が必要です。次に、毎年の暦にある九星の一白から九紫までの星をみて、おおよその吉凶方位判断ができると思います。

 

方位を選定する

方位というと、何だか難しく考えてしまうかもしれませんが、やはり自分にとって運勢のよいときに、よい方位に家を求めるのは大切なことです。家をもつと、その家相の影響を受けるだけでなく、まず方位の影響を受けることになります。そのため、よい家を建てても、移り住んだ時期が悪かったために、病気がちになったり、夫婦仲が険悪になったり、仕事が順調に運ばなくなったりといった、いろいろな問題が出てきてしまうのです。
方位には、前述しかように八つの方角があります。そのよし悪しをどこで判断するのかというと、まず相性を考えなくてはなりません。相性は『木火十金水(もっかどごんすい)』の五つの要素によって判断しますが、これは五行の循環からきているものであり、自然界の法則に従っているかどうかが非常に重要になるのです。自然の循環にみられるような、ゆるやかな移り変わりというものが、五行の相性のよい順序になります。九星にあてはめると、春の木は三碧木星と四緑木星、夏の火は九紫火雁、上川の⊥は二黒十星、五黄土星、八白土星、そして秋の金は六白金星と七赤金星、冬の水は二日水足となり、この自然の循環に逆らうような関係は、やはり相性が悪いということになるのです。

 

自分の運勢とよい方位を知る

そして、自分の運勢、自分の生活圏における方位が問題になります。家を建てるのはいつごろがよいかというのは、自分と家族の運勢をみて判断します。どういう場所に建てるのがよいのかということになると、こちらは方位が関係してきます。
ただし、あらかじめ述べておきますが、家を新たに求めるのではなく、現在住んでいる家を建て替えるという人の場合、本命星が『中宮』に入っている年は絶対にいけません。なぜなら、一般によくいわれる「八方ふさがり」という状態に陥るおそれがあり、結果として大きな災いをもたらすことになりかねないからです。特に、その家の主人や主婦の本命星が中宮のときは絶対に避けてください。しかし、家族がたくさんいる家庭の場合は、誰かの星が中宮ということもあるものですが、その場合はなるべく早くその人が家を離れ、90日以上家をあければ災いは少ないでしょう。それを知らずに建て替えた場合、最初に影響を受けるのは星が中宮にあった人なので、心して注意すべきでしょう。他の運勢的なことは、新しく家を求める場合とほぼ同じ条件です。それぞれの星回りに準じますので、参考にしてください。では、運勢的にどういうときがよいかについて、説明していきたいと思います。

 

東の『震宮』に自分の本命星が入ったとき

徐々に運勢が盛運に向かっているときであり、おおよそよい時期といえます。

東南の『巽宮』に入ったとき

これも盛運にあたるよい時期です。

南の『離宮』に入ったとき

生活が派手になりがちです。しかし、家を建てるということにおいては、まあまあよい部類に入るでしょう。

南西の『坤宮』に入ったとき

この方位は、家相では裏鬼門にあたります。ここに自分の星が入ったときは、これから何かをするための準備の時期にあたります。家を建てたり買ったりという実際の行動よりも、計両を実行に移す前にじっくりと検討すべきときだといえるでしょう。

西の『兌宮』に入ったとき

人生でいえば晩年、日の暮れるころであり、新たに何かをはじめるという時期ではありません。そのため、西に本命が入ったときは、建築にはあまりよいとはいえないわけです。

西北の『乾宮』に入ったとき

どうしても気持ちが人きくなるところです。大金をつかい、自分の力を目いっぱい出したくなります。では、西北に星があるのはどんな時期なのかといえば、吉凶半々のケースバイケースといったところで、さほど大きな問題はないながら、慎重さも要するときなのです。

北の『坎宮』に入ったとき

これは、たいへんつらい年で、九星における厄年にあたります。また、北はとても寒いところであり、冷たい風が吹きあれる夜といった暗いイメージがついてまわります。この場所は、もののはじめ、出発点、原点を意味し、ここでじっくりと何かを考えるべきところです。北に星が回ると、現在の家が狭いなど、いろいろな悩みや不満が出てきたり、新しい住まいに移りたくなるというのが自然の働きです。えてしてこういうときに家を新築したくなるものですが、実行に移すよりは、計画を練る時期にあてだ方がよいでしょう。

北東の『艮宮』に入ったとき

家相では表鬼門にあたります。大いなる変化、改革、改正というような意味をもつ場所で、非常に不安定な状態をもたらします。そのため、家の新築や購入はなるべく避け、もう少し安定して先の見えるときを送ぶほうがよいといえます。以上が八つの方位で、最後に八方位の真ん中にあたる『中宮』があります。

『中宮』に入ったとき

この中宮に入ると、どこにも出口がありません。ただ、中宮に入るということは中心になることでもあり、自分に自信をもち積極的になったり、人から持ち上げられたりします。そうすると、よい時期だ、よい環境だ、よい社会情勢だなど、いろいろなことを人からいわれてその気になりがちです。しかし、基本的に中宮のときは、家を建てるといった大きな決断と実行は避けるべきだと思います。

 

六台凶相を避ける

しかし、家族が多ければ多いほど、令貝によい方位があるとはかぎりません。その場合にはまず、第一にその家の主人の方位をみて、次に主婦、そして子供という順番で選定していってください。

「方位四年、家相五年」という言葉があります。これは、方位の吉凶は四年、七年、十年という周期であらわれ、家相は五年以上住むことによって、その家の吉凶作用が顕著にあらわれてくるといわれているものです。まず最初に移転の吉凶が出て、そのあとに家相の吉凶が出るというのが順序です。しかし、五年以内であっても吉凶は出るわけですから、もしも五年以上過ぎると、もはやその影響から逃れられないということになります。そう考えると、最初の段階で慎重に方位を選ぶことが、いかに大切かということがよくおわかりいただけると思います。

 

方位のとり方

『家相盤(静の方位盤)』では、方位を45度ずつ、八つに等分しています。しかし、移動するときに用いる『動の方位』は45度で分けてはいけません。「吉凶は動より生ずる」といい、方位は循環しているのです。360度を十二支の12で等分に割ると、30度になります。東西南北の四正を30度にとり、北東、東南、南西、西北の四隅を60度にとります。方位のとり方はたいへん重要な問題であり、これを間違えては、方位をみるにあたってズレが生じてしまい、意味をなしません。

たとえば、九州を東京からみると、丙にあたるところと南西にあたるところとが出てきます。北海道は、東京からみて北のように感じますが、方位盤を肖ててみると、ほとんどのところが北東に位置することになります。家など、動かないものをみるときの方位は45度で均等に分け、移動するときの方位は30度と60度に分けるということを、しっかりと区別しておぼえておいてください。運勢も方位もよし、ということになれば、いよいよ家を新築する段階入ります。

買った土地に家を新築する場合

家の新築には、さら地に建てる場合と、そこにあった古い住まいをとり壊して建て替える場合とがあります。さら地に建てる場合は、敷地の条件が悪くなければ問題はありません。ただし、古い住まいをとり壊して、新たに家を建てる場合は、その家に前に住んでいた人の気を抜く必要があります。とり壊しをしたときには、地下の浄化梢、隠れた井戸などをよく確認しなくてはなりません。もしあった場合には、専門家に頼んでそれを埋めます。また、古い材木、道具などはすべて敷地から撤去する必要があります。

家をとり壊し、土をならし、いつでも建築できる状態にしたあと、さらにその敷地に太陽のエネルギーをとり入れます。長いあいだ家が建っていたわけですから、そこの上は疲弊しており、さまざまな細菌や不浄なものがたまっています。そこで、まずはじめにそれらの不浄なものをとり除き、土をよみがえらせる期問が必要になります。雨風や太陽のエネルギーを吸収させ、敷地の土を新しく生き返った状態にするためには、さら地にしたあと、45日から60日は天日に干して、土に活気を与えたいものです。それをしないと、家を建てたあとも室内や床がじめじめするなど、さわやかな状態が保てませんから、古い家をとり壊したときには必ず行ってください。また、土があまりよい状態でなければ、新しい土と入れ替えたほうがよいでしょう。

自分の土地に家を建て替える場合

さらに、現在自分が住んでいる家をとり壊し、新たに建て替える場合は、意外とめんどうなことがいろいろとあります。まず、建て替える問の仮り住まいの家の方位、新築した家に帰ってくるときの方位、この行く方位と帰る方位が大切になりますが、一年の中で吉方はごく少ないものなのです。仮住まいは短期間なので、年の吉方がなくても月の吉方であればさしつかえありません。ただし、その際も六大凶殺方位は避けることです。そして、仮住まいから新居に戻ってくる方位は、とても重要です。これから長い年月住むことになる新居には、最もよい方位で移転することが望ましいのです。

建築には約半年かかるのが普通ですから、完成して戻ってくるときの方位をあらかじめよく検討したうえで、仮住まいの方位を決めます。それが終わってはじめて、家を出て仮住まいをすることになりますが、家を建て替えたときには、よく事故が起きたり、不幸がもたらされることが多いものです。極端な話、家族のだれかが亡くなる場合さえあります。中でも、今日引っ越して、明日に古い家をとり壊すのは絶対にいけません。

『地鎮祭』を行う

家の建築は、『地鎮祭』をするところからはじまります。十地は生きものであり、地鎮祭とは、地を鎮める祭りで、地の神に対して感謝の報告をすることなのです。産土神(うぶすながみ)や、大地を支配する神々のゆるしを受けてから、その土地を使用するわけです。これを省くことは、自然の恵みを損なうことになり、地鎖祭をおこたって事故が起きたりすることもありますので、必ず行うようにしましょう。

 

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